私のキャリア・ストーリー(大学編)

(この投稿は私のキャリア・ストーリー(小学校〜高校編)の続きです)

大学に入ってからは、高校で決めた進路のとおりプログラミングを中心に勉強していきました。
授業は思っていたよりも数学や物理の要素が多く苦労しましたが、授業で習う内容は興味深いものが多く、わりと楽しんでいた気がします。

そうして大学3年になり、就職活動の時期に入りました。
約80%の学生が大学院に進学する理系の学部だったため、まわりの全員が就職活動をしているわけではありませんでしたが、私は「とりあえずやっておいて損はないだろう」ということで、就職活動を始めることにしました。とはいえ「私の就きたい職業はこれ!」という強い意志があったわけではなく、「もし良い就職先が見つからなければ、大学院に進学してからもう一度チャレンジすればいいや」と呑気なことを考えていました。

そしてこのころの私は、

「できれば卒業後は大手企業で働いて、数年したら(当時付き合っていた)彼氏と結婚して退職して、パートでもしながらのんびり暮らしていこう」

と本気で思っていました。
結局その道には進まなかったのですが、すごく浅い考えだったなぁと今になって思います。

私の実家はお父さんが正社員で、お母さんは勤務時間の短い事務のパートをしており、当時はその影響を多分に受けていました。「お父さんが働いて、お母さんは家のことをしながらパートで働く」というのが、私にとっては普通のライフプランだったのです。というか「それしか知らない」くらいの勢いでした。
そしてもし仮に数年で会社をやめるなら、大学院まで行って専門性を高めなくても、大学までの知識で働けるところで早めに働き始めた方がいいかも、とさえ思っていました。

就職活動序盤から、自分の勉強してきたことを活かせそうなシステム・エンジニア(SE)の職種を希望していましたが、プログラミングをバリバリに活かした専門職というよりは、文系の人でも就くことのできる、プロジェクト・マネージャーのような職種でした。

就職活動が進んでいく中で、志望する企業の先輩社員との交流会などにも参加するようになりました。
女性のSEはそれほど多くはありませんでしたが、自分の母親とは違うキャリアを積んでいる女性のお話を伺う機会もあり、世界が広がりました。

大手企業でSEとして働かれている女性は、「結婚しても会社を辞めず、こどもが生まれてからは時短や残業なしで働く」というホワイトな働き方をされている方が多かった気がします。ここにきて、「あぁ、そんな選択肢あったんだ!」とようやく気がつきました。笑 (会社説明会では「弊社は育休制度で女性も活躍できます!」とか言われるのですが、全然実感が沸いていなかった)

そしてSEを志望する学生や実際に働いている方の中には、「仕事は生活するためのもので、家庭や趣味の時間が大切」「会社を選ぶ際には、ワークライフバランスがとれることを重視する」という方が多いように感じました。「デザインが好きだけれど、趣味を仕事にして、趣味を嫌いになってしまったら嫌だからこの職業を選んだ」と仰っている先輩社員の方もいらっしゃいました。

そんな中、私の心の中では、

「本当にこの道でいいのだろうか?」

という迷いが生じ始めました。

もともと大学に進学した頃は、「専門的な職業に就きたい」と思っていたはず。
このままSEになっても幸せな人生は築けるのかもしれないけれど、本当にそれでいいの?
自分にとっての仕事は、「生活するためのもの」なの?
こどもが生まれても正社員として働き続ける可能性があるのなら、もっと興味のある分野のほうが楽しんで続けられるのでは?
SEとして安定して生活し続けられるなら、それはそれでありだけれど…。
大学院まで行けば、自分の興味のある分野で、専門的な職種に就くことができるかもしれない。
もしかしたら大学院を終えた時点で、やっぱりSEの道に進みたいと思うのかもしれないけれど、そしたらその時にその道を選べばいいだけのこと。
今SEとして就職してしまったら、そこから専門的な道に進むのはかなり難しいぞ…。

などなど、正直かなり悩みましたが、結局就職活動は打ち切って、大学院に進学することにしました。
「自らの可能性を広げる」というと聞こえはいいかもしれませんが、どちらかというと就職した方がいいのか進学したほうがいいのか決めきれず、決断を先延ばしにしたような感じでした。

その後、大学院では昔から興味のあった「画像処理」の分野の研究を進め、2回目の就職活動ではSEではなく、自らの研究内容とマッチした分野のエンジニアを志望し、第一志望の会社への就職を決めました。

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